【はじめての介護】介護離職をしないための予防策3つ

2017年12月07日

【介護離職】介護離職をしないための3つのポイント
~予防と準備が重要です~

介護離職とは、身近な方の介護をするために、自分の仕事を退職してしまうことです。
日本での介護離職者は年間で10万人以上いるといわれ、これからも増え続けていく事が予想されています。 介護離職をすることにより、生活水準が下がったり社会とのつながりが途絶えたり、精神的な影響を及ぼす危険性もあります。

1.「親が元気だから大丈夫」が落とし穴

病気というものは突然やってきます。特に60歳以上の年齢になると、今は元気でもいつどうなるかはわかりません。「私の親はまだ元気だから」といって安心していると、気づいた時には何をしてよいか分からなくなってしまいます。
普段から、もし親が介護状態になったらどうなってしまうかを意識してみましょう。

2.いざとなった時の役割を親族と話し合っておく

もしも親が介護状態になってしまったら、親族とそれぞれできることや役割分担を決めておきましょう。何となく「なんとかなる」と思っていると、あとあと兄弟などの親族間でもめる原因にもなります。
「なるべく私たちだけでやる」とは思わずに、なるべく介護サービスなどを利用して自分たちの負担を軽くすることを考えましょう。

3.民間保険の見直しや介護保険制度について調べておく

今の民間保険は、介護状態になった場合のサービスも充実しています。一度保険を見直して、オプションを考えてみてもよいかもしれません。
また、介護保険制度をはじめとした「介護度」によって使えるサービスや自己負担額などをあらかじめ調べてみて、収支のシュミレーションをしてみると、自分たちには何ができて、それ以外はどんな介護サービスにお願いすればいいかが見えてきます。
 
とはいうものの、介護保険制度や介護サービスは難しい内容が多いので、一度「介護相談」などの無料サービスに相談してみることをおすすめします。