こんなときどうする?「退院時に認知症だった」

2017年12月07日

こんなときどうする?「退院時に認知症だった」 目次

<症状の度合いを判断する>

まずは、医師の診断をもらいましょう。
認知症といっても、軽度なのか重度なのかで対応方法が変わります。

まだ診断をもらっていない方でも、以下のポイントにあてはまるようなら注意が必要です。まずは医師に相談しましょう。

1.同じことを何度も言う・聞く
2.物忘れが目立つ
3.興味・意欲・関心が薄れる
4.道に迷って自宅や病院にたどり着けない

<軽度の場合>

本人の希望にもよりますが、自宅に居ながらデイサービス(通う)訪問介護小規模多機能型居宅介護(通う・訪問・宿泊の複合)などを利用して、認知症に対応しましょう。

認知症は“進行する病気”ですので、軽度だからといって何もしないのは非常に危険です。詳しいサービスは介護相談など、専門のスタッフに相談してみてください。

<重度の場合>

重度の場合は、ご家族への負担もより一層大きくなります。そのような場合は、グループホーム(認知症対応型生活介護)への入居をおすすめします。グループホームは自宅に居ながら受けられる介護サービスとは違い、入居型のサービスです。日常生活のすべてを専門のスタッフがサポートしてくれるので、安心です。
 
介護サービスを利用するには、まず介護認定が必要になります。料金なども各自治体毎に違うのでお近くの「地域包括センター」や介護相談などに相談をしてみましょう。