「医療リハビリ」と「介護リハビリ」の違い

2017年12月07日

<医療保険でのリハビリ>

治療・訓練による特化した機能回復
目的:医療保険でのリハビリとは外来(通院)・入院など病院で行う“治療・訓練による特化した機能回復”を目的しています。

特徴は病気別にリハビリが行われる点や、リハビリが受けられる日数に制限がある点です(医師の判断で延びる場合もあります)。病院はリハビリの専門職も多く、充実したリハビリを受けられますが、長期にわたってのリハビリは難しいようです。

主なスタッフ:PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語視覚士)

<介護保険でのリハビリ>

日常生活全般の機能維持
目的:介護保険でのリハビリとは、“日常生活全般をリハビリと捉えた機能維持”を目的としています。介護認定を受けている方が受けられます。

種類としては、通って行う「通所型リハビリ」、ご自宅で行う「訪問型リハビリ」、施設に入所して行う「入所型リハビリ」があります。

医療保険でのリハビリとは違って、日数や症状に制限がありません。リハビリの必要性があれば継続して受けられます。
長期のリハビリには介護保険のほうが向いています。

主なスタッフ:介護福祉士、ホームヘルパー、社会福祉士など


<リハビリに関わる人たち>

医療保険と介護保険のリハビリに関わる人たちの相関図です。
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<要するに>

介護でのリハビリは日常生活の“できない”を“できる”にするためのもの

介護保険でのリハビリは、ご家族や地域住民の方まで様々な人がかかわることができます。
みなさんで支え合うことで、はじめて効果も期待できると言えるでしょう。
まずは、介護相談などでその方にあった介護サービスを見つけましょう。