介護疲れには「ショートステイ・宿泊サービス」がおすすめ

2017年12月05日

STEP1 どういう時に使えるの?

介護に疲れて、一人の時間・息抜きの時間が作りたい。冠婚葬祭や子供の行事などでどうしても外出をしなくてはいけない、どうしても何日か家を空けることになるので一人にしておけない、理由は様々ですが、在宅で介護されているご家族の強い味方になってくれます。

STEP2 どんな施設で利用できるの?

主に入浴・食事・排泄等の日常生活上の介護や機能訓練を受けることができます。

1.特別養護老人ホーム(いわゆる特養)

特徴  :
居室の利用は1名~(施設による)
利用期間:
30日まで
対象者 :
要支援1~2、要介護1~5

2.有料老人ホームやケアハウス

特徴  :
居室は個室
利用期間:
30日まで
対象者 :
要介護1~5

3.小規模多機能型居宅介護

特徴  :
居室は個室
利用期間:
7日以内(事情がある場合は14日以内)
対象者 :
要支援1~2、要介護1~5

4.看護小規模多機能型居宅介護

特徴  :
居室は個室
利用期間:
7日以内(事情がある場合は14日以内)
対象者 :
要介護1~5

5.グループホーム(認知症の方専用)

特徴  :
居室は個室
利用期間:
30日以内
対象者 :
要支援2、要介護1~5と認定された方

※1.~5.の施設では40~64歳の方でも、特定疾病による原因にて要介護状態となった方は利用可能です。

STEP3 利用するには?

利用のお申し込みは現在利用中の居宅介護支援事業者(ケアマネジャー)に相談しましょう。(施設によっては健康診断書の提出が必要)
利用に際しては新たに契約・計画書への同意・署名が必要です。
※入浴は何回してくれるのか、希望に沿った介護はしてもらえるのかなどよく話し合って計画書を作成してもらいましょう。

STEP4 必ず事前に確認しておきましょう

施設によって建物も職員も違うように、設備や雰囲気も全く違います。
職員の雰囲気、介助の仕方、食事の様子、施設独特のにおいや清潔など、実際に見学をしてみることが大切です。
料金や単位数も施設によって異なりますので、ケアマネジャーと相談しておきましょう。

STEP5 在宅介護の一助となる

在宅介護はとてもストレスが溜まるもの。無理をし過ぎると、介護者本人の精神状態にも関わってきて、いろいろな面で悪影響が出てきます。
そんな時に介護者に自分の時間を与えてくれるのがショートステイ(短期入所)です。

自分たちの親は自分たちで見ていかないと...というのはよく分かりますが、無理をしてしまうとかえってご本人にとっては逆効果になる時もあります。
介護は終わりの見えない道です。まずは、介護する側が無理をしていないことが前提になってきます。
介護サービスを利用することでご本人も介護者も無理のない介護を継続して行くことができ、結果としてその人らしい生活を送ることにつながっていくのです。